
もうすぐ冬休み。
学校が休みになる期間は、塾の冬期講習を申し込む家庭が多くなります。
塾以外にもスタサプ
等のオンライン授業を短期で受けたりと、何かとお金がかかる時期。
高かった講習代を無駄にしないか心配ですよね。
今回は現役塾講師である筆者が、
冬期講習の正しい受け方と最大限に効果を発揮する方法を解説します。
サッと目を通しておくだけでも参考になりますよ。
・冬期講習の正しい受け方(何をどれくらい勉強するか)
・冬期講習の効果を最大限にする方法
※本記事は塾講師歴16年の現役塾講師が執筆しています。
冬期講習の正しい受け方(何をどれくらい勉強するか)
塾によってはあれもこれもと勧めてきて、言われるがままに受講したらすごい金額&スケジュールになってしまった…。
家で全く勉強をしない子どもの場合、塾に行かせることにより勉強する時間を確保するのは大事です。
しかし、そうでない場合は多少の余裕をもって計画を立てましょう。
冬期講習は日程が短い上に風邪などで体調を壊し、思うように進まない場合も多いからです。
冬期講習の日程はバランスよく受講しよう
やりがちなのは、最初や最後にまとめて受講してしまうこと。
日程を選べるのであれば1日おきなどにし、勉強をやらない期間を長くしすぎないようにしましょう。
毎日朝から晩まで詰め込んでしまうと、予習復習や宿題をする時間がじゅうぶんに取れず損です。
休む日を作るというよりは自分で勉強する時間を作るという意味で、冬期講習の日程は余裕を持たせたいのです。
冬期講習での優先順位をはっきりさせよう
あれもこれもと詰め込んでしまいがちな講習ですが、1番の優先事項は何かはっきりさせておきましょう。
例えば「英語の今までの文法を復習する」だとか「数学の次回の定期テストの範囲を予習しておく」だとかです。
多くても2つくらいに的を絞るのが良いでしょう。
もちろん受験生だとそんなに悠長なことは言ってられません。
その場合でも、冬期講習前にやるべきことを明確にしておくことが大事です。
ただ「志望校に合格する!」と言うのではなく何を目標とするかを具体的にしておきましょう。
「数学の偏差値を60にするために関数を徹底的にやりこむ」といったふうにです。
冬期講習の効果を最大限にする方法
冬期講習を受講するのであれば、効果あるものにしたいですよね。
どんな塾やオンライン講座の授業だったとしても当てはまる大原則をご紹介します。
冬期講習の宿題は丁寧にこなそう
当たり前のことなのですが、一番大事なのは宿題を丁寧に時間をかけて取り組むこと。
今の段階で出来る限り最善を尽くしましょう。
分からない問題もすぐに諦めないでください。
公式を忘れてしまったら、教科書でも参考書でも何でも見ればよいのです。
これがちゃんと出来ていない子どもが多い。
「うちの子どもは大丈夫」
そう思っていてもその半数以上はまだ頑張れる子たちです。
塾に行く前に慌ててササっと宿題をしているようなら、勉強時間の確保について一度相談しましょう。
冬期講習の予習復習をしよう
講習中は翌日の授業内容を簡単に予習しておきましょう。
予習は次の単元を見ておくだけでもOK。
一度やったことのある単元であれば、その時のノートや教科書を読み返しておくと良いですよ。
これだけで授業内容がぐんと頭に入るようになります。
復習も必ず時間をとってやりましょう。
出来たところは飛ばしても構いません。
分からなかった所だけもう一度見直し、可能であれば解きなおしもしましょう。
疑問が出てきたら、そのままにしておかずなるべく早く質問をして解決すると良いですよ。
・予習復習をしよう
どちらも拍子抜けするほど当たり前のことですね。
しかしこの大原則が出来てこそ、長期休暇中の講習は大きく子供を成長させてくれます。
「うちの子はやってると思うけど…」
そう思ったとしても、もし講習によって成果が見られないようであれば、まずは勉強のやり方を見直してみるべきです。
併せてこちらも見てみると解決のヒントになるかもしれません。