そんな疑問に現役塾講師がお答えします。
✔ 本記事の内容
・成績が上がらない理由:子どもの特徴3つ
・成績が上がらない理由:塾の特徴4つ
✔ 本記事の信頼性
その中で見てきた、成績が上がらない子どもの特徴や、他塾から成績が上がらないという理由で転塾してきた生徒から分かるダメな塾の特徴を徹底解説します。
塾に通っているのに成績が上がらない?
そもそも塾に通っていさえすれば成績が上がる、というのは間違い
「○○するだけでみるみる痩せる!」といううたい文句のダイエット商品のほとんどにそこまでの効果がないのと同じように、「うちの塾に来ただけで成績が上がる!」なんていうオイシイ話は、ほぼないと言ってよいでしょう。
一部の例外としては「高額なお金を払い優秀なトレーナーにマンツーマンで指導してもらう」ダイエットのような、「お金と時間を惜しまずつぎ込む」系の塾。それなりの対価を支払えば、効果は大きくなります。
しかし、ほとんどの家庭が月に何十万も塾にお金を使えるわけではありません。
限られた時間で効果を上げるには、塾に通っていない時間も本人が努力することが大事です。
成績が上がらない子どもの特徴3つ
結局のところ先ほどお話しした「本人の努力」が成績を大きく左右するわけですが、塾に通っているのに全く効果がないのであれば、他の原因が当てはまるかもしれません。
勉強が苦手な子ほど、塾での様子を言いたがらない傾向にあります。
以下の3点を確認してみましょう。
授業の内容が理解できていない
塾に行っているのに全く成績が上がらない場合「授業内容が理解できていない」という可能性が考えられます。
特に個別指導ではなく、集団授業形式に多いパターンです。
「授業が分からないのに質問もしづらい」そんな状況だと、ただそこにいるだけとなってしまい、塾に通っていても効果が出ません。
また、個別授業を謳っている塾であっても、講師がなかなか回ってこず、ほぼ自習状態になっている場合も。
個別授業だから大丈夫、と思っていると、意外とこのパターンに当てはまっていたりします。
塾の宿題をこなせていない
決められた塾の宿題は余裕をもって終わらせられていますか?
毎週宿題をやってこない、いい加減にしかやっていない。
こういった場合は残念ながら成績はほとんど上がりません。
学校の宿題もですが、まずはやるべきことをちゃんとやる。大事なことです。
授業に集中できていない
優秀な講師がどんなにわかりやすく授業をしたとしても、本人のやる気がなかったり集中できていなかったりすれば、成績は上がりません。
悩みがある、部活動やほかの習い事で疲れている、など集中できない原因を探し、解消する必要があります。
成績が上がらない塾の特徴4つ
まじめに授業を受けているのに成績が上がらない…そんな時は塾側に問題があるかもしれません。
使用テキストのレベルが本人と合っていない
よくあることなのに気づかれにくいのが、この「塾の使用テキストと本人のレベルに大きく差がある」場合です。
- テキストが空欄とバツばかり
- 全部マルで明らかに簡単そう
このどちらかに当てはまっていませんか?
本人のレベルと合わないテキストを使い続けても、効果は上がりません。
勉強が出来る子が簡単なテキストをやっても新たに学ぶことは少ないですし、
苦手な子が最初から難しい問題に取り掛かっても理解できません。
授業の進度と学校の進度が合っていない
大手の塾によくあるのがこちら。
学校の進度に合っておらず、全然違う内容をしている塾も多くあります。
「受験を見据えてのことです」と、いう理由が大半。
しかし考えてみて下さい。
受験には内申点つまり学校のテストの点も必要です。
学校の定期テストで良い点が取れなければ、受験にも良いわけありません。
担当講師がコロコロ変わる
毎回担当講師が変わる、そんな塾は要注意です。
その日来られる適当なアルバイトが授業を担当している場合が多く、そうなると
子どもの勉強の様子や苦手分野は?
といったことが分からないまま授業が進みます。
比較的リーズナブルな個別指導塾に多いパターンです。
担当講師のレベルが低い
高時給に惹かれてアルバイトをしている大学生講師の中には、いい加減な教え方をしている人も…。
分からないところを尋ねても「よくわかんないから飛ばそう」なんていわれて終わりにしてしまう。
もちろんしっかりと教えてくれるアルバイトが大多数ではありますが、何も言わないでいると「この家庭はいい加減でも大丈夫だ」と判断され、そのまま質の悪い授業を受け続けることになります。
気になることがあったら、塾に問い合わせてみたり面談の際に普段の様子を聞くなどし、そのままにならないようにしましょう。
まとめ:成績が上がらない原因を突き止め、改善しよう
【成績が上がらない理由チェックリスト】
□ 宿題はまじめに取り組んでいるか
□ 授業を集中してきいているか
□ 使用テキストのレベルは本人と合っているか
□ 学校と塾の授業進度は合っているか
□ 個別授業の場合、固定の講師がついているか
□ 個別授業の場合、担当講師は分からないところを教えてくれるか
当てはまるものはありましたか?
原因が探しにくい成績が上がらない理由ですが、
今回ご紹介したことに注意を払い、塾を有効活用してくださいね。
塾側の問題が多い場合は転塾も検討しましょう。
補助教材としてスタディサプリ中学講座や【進研ゼミ中学講座】を使用するという選択肢もあります。
また、質の高い講師を選ぶことが出来るオンライン家庭教師生徒が憧れるような講師をマッチング【e-Live】なども、家庭で勉強の進捗状況を把握することが出来るため安心です。
成績が上がらないのにそのまま何もせずいるのは一番よくありません。
ぜひ、まずは出来ることから行動してみて下さいね。
今回は以上です。