塾選びに迷ったら?塾のタイプと指導形式を知ろう

 

そもそも塾のタイプって何?

 

塾には3種類のタイプがある

 

塾には受験を目的とした進学塾学校の授業のフォローを行う補習塾どちらにも対応している総合塾の3種類のタイプがあります。

 

  • 進学塾:一般入試の受験対策
  • 補習塾:学校の授業のフォローと推薦対策
  • 総合塾:進学・補習どちらにも対応

 

 

一般入試での受験を考えているようであれば、入試対策用のコースやカリキュラムがある進学塾や総合塾

 

推薦入試のために定期テストでの点を上げ、通知表の評価をよくするのが目的であれば補習塾か総合塾が一般的です。

 

塾の名前に補習塾や総合塾と明記されていなくても、補習的な内容の授業を選ぶことのできるところもあります。

 

 

指導形式は大きく分けて2種類ある

 

塾の指導形式は集団指導個別指導の2種類あります。

 

集団指導は講師1人に対して15~25人ほどのクラス形式で授業が展開されます。

 

 

個別指導は、生徒数人に対して講師が1,2人教室内を回り、分からないところがあったら質問できる個別形式と、講師1人に対して生徒1人か2人という完全個別形式に分かれます。

この2つ(個別と完全個別)は混同しやすいので注意が必要です。

 

 

 

 

集団指導のメリット・デメリット

 

メリット

 

  • 同じ目的を持つ友人と競争するので、負けず嫌いはやる気が出る
  • 受験までのカリキュラムがあらかじめ組まれているため間に合わなくなることがない
  • 講師の質が比較的良い
  • 個別に比べ安価

 

集団形式の授業を担当する講師は、講習を受けたプロの社会人である場合がほとんどです。

そのため、おもしろく質の高い授業を受けることができます。

 

 

 

デメリット

 

  • 過度な競争意識がストレスになることがある
  • 一度授業につまづいたらついていけなくなる可能性がある
  • 質問ができないと分からないことはそのままになってしまう
  • 決められたカリキュラムに沿うので、部活やほかの習い事との両立は難しい
  • 講師と合わなくても簡単に変えにくい

 

集団形式が合わない子どもは残念ながらたくさんいます。

本人にやる気がないまま通わせてもクラス形式ならサボり放題。

適当に座っていれば授業は終わるのですから。

安価で講師の質も高いため第一選択にしたくなりますが、勉強に対して積極的に知識を吸収したいという意欲があるかどうか判断しないと時間とお金が無駄になってしまいます。

 

また集団形式の場合、半年や1年単位で授業料を支払うところもあります。

そうすると途中で別の塾へ行きたくても難しく、だらだらと通い続けることになります。

 

他の習い事や部活など、子どもにとってやりたいことを辞めて入塾する場合は特に注意しましょう。

 

 

 

個別指導のメリット・デメリット

 

メリット

 

  • 分からないことはその都度質問できるので時間のロスが少ない
  • 学習効果が高い
  • 周りと比べられることが少ないため、勉強が苦手な子どもでも通いやすい
  • カリキュラムを自由に組めるので、習い事や部活との両立がしやすい

 

苦手科目の克服や分からないところだけを解決していきたい場合は個別指導のほうが圧倒的に効果は高くなります。

集団授業では分からないところを解決できないまま先に進んでしまったり、分かっていることを聞かねばならない時間というものが必ず発生するからです。

また風邪などで授業を休んでも先に進むことがなく、本人のペースに合わせて学ぶことができます。

希望の曜日や時間に柔軟に対応してもらえることも多いため、通いやすさという面でもメリットがあります。

 

 

デメリット

 

  • 費用が集団指導より高い
  • 周りとの競争がないため、のんびりしがち
  • 講師との関係が密になり、なれ合いになってしまう可能性がある
  • 講師は経験の浅いアルバイトが多い

 

生徒に対しての講師の数が多いため、どうしても費用が高くなってしまうのが個別のデメリットです。

 

逆に個別であるのにやたらと安価なところは講師の質が良くなく、生徒の質問に答えられなかったり講師がおしゃべりばかりしてほとんど授業が進まないこともあるので注意が必要です。

 

この場合の面倒なところは、子どもが講師と話すのが楽しいため塾に嫌がらず行くところです。

 

講師と仲良くなることによって勉強が好きになり、成績がぐんと上がれば問題はありませんが

「辞めたくない!」「今度は頑張るから!」などと言われると、成績は伸びないのに他の塾に変えることもできず、保護者は頭を抱えることとなります。

 

80分の授業で40分は講師の恋愛話を聞かされて嫌になって転塾してきた子どもや、分からないところをほとんど教えてもらえず基本問題以外はテキストが空欄だった子どもを、15年の塾講生活で何人も見てきました

 

 

この部分の解決には親子間のコミュニケーションが必要不可欠となります。

しかし、そこは中学生。

何でもかんでも親に話せる子どもは多くありません。

 

手遅れになる前に、子どもから少しずつでも話を聞いたり、同じ塾に子どもを通わせている父兄にも様子を確認したりと対策をとっていきましょう。

 

 

 

 

お疲れさまでした!

 

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