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そんな悩みを現役塾講師が解決します。
最初に言ってしまうと、
他の教科に比べ、国語は成績が簡単には上がらない傾向にあります。
成長していくにつれ理解力もついてくるだろう、と後回しにしていたら取り返しのつかないことに…というのもよくあるパターン。
特に小学生は、漢字だけ何とかやらせて、あとは本を読ませようとしているけれどなかなかうまくいかない。
という家庭も多いのではないでしょうか。
最初に結論から言います。
地道な積み重ねでしか国語の力は上がらないのです。
だからこそ後回しにせず、早め早めに対処していきましょう。
本ページでは、小学生のうちからやっておきたいことや、中学生で国語が苦手な場合の対処法をお伝えします。
全部できなくても大丈夫。
まずは無理なく出来そうなところからチャレンジしてみましょう。
国語の成績がよくない子どもの特徴
国語の成績が良くない、国語が苦手、という子どもはたいてい以下のどれかに当てはまっているのではないでしょうか。
☑ 語彙力がない(言葉を知らない)
☑ 文のどこがポイントか分からない
思い当たる項目はありましたか?
当てはまったところを見てみて下さいね。
読書の習慣がない(文章を読みなれていない)
そもそも本を全く読まない。
このパターンが、国語が苦手な子に最も多いです。
それでも漫画は読む、という場合はまだセーフ。
漫画すら読むのが嫌だという場合はけっこうやばいです。
最近YouTubeやアニメなど、読むより楽に目に入るものが増えたせいで漫画すら読む機会が減っています。
自分で目で追って文章を読み解くことはそれだけで頭を使います。
漫画でも小説でも、分からない単語が出てきたときに「これはどういう意味かな?前後の展開から考えるとこんな感じの意味かな」と予想しながら読み進めるものです。(分からないまますっ飛ばしてしまう子もいますが…)
そうだったとしてもどこかで見たことのある単語、というのは何となくニュアンスが分かったりするものです。
語彙力がない(言葉を知らない)
語彙(ごい)力は、読書をしないとなかなか身に尽きません。
たくさん文章を読んでいくうちに「これはこういう意味かな?」と、前後の状況から予想する力が身につくからです。
そのため、読書をしないことの弊害としてこちらも苦手なことが多いわけです。
ただ漢字や言葉の意味だけを勉強しても、文章中でどのように使われているかが分からないと、結局ほぼ意味がないんですよね。
いざという時に使えないことが圧倒的に多い。
ひとつ上の読書の習慣がない、にも書きましたが語彙力は文章の中で培われていくものです。
ちなみに英単語も一緒です。
文章の中で前後も文脈から想像する力を付けないと、テストではなかなか点に結び付きません。
文のどこがポイントか分からない
読書や漫画は読んでいるけれど…なぜか問題は解けない。
こういう場合は、文のポイントが分かっていない、つまり誰がなにを言いたいのか分かんない。という状態。
主人公はこのときどう思ったのか、作者はいちばん何を言いたいのか、が分からない。
でもこれって、そのままにしていたらまずいと思いませんか?
相手の気持ちやその時の状況を正しく理解・判断するのが国語をやる意味です。
国語が苦手なままでいると、
自分の気持ちを相手に上手に伝えられなかったり、
逆に相手の気持ちが分からなかったり…と、実生活でも困ることが出てきちゃう。
そのため、国語を疎かにしてはいけないのです。
性格や能力面で得意不得意が出やすい部分でもあります。
やってもなかなか上達しない子がいるのも確かです。
しかしそこであきらめてしまってよいのでしょうか?
「出来ないからやらない」と、ずっとできないままです。
子どもの国語の成績を上げるためにすべきこと
そんなわけで、国語が苦手なままだと困りますね。
次に挙げることのうち、ひとつからでも良いのでやってみると良いですよ。
【国語の成績を上げるためにすべきこと5選】
・読書をする
・読書が無理なら漫画を読む
・勉強の最初に取り入れる
・音読をする
・解説が多い参考書を選ぶ
まずは何と言っても読書です。
本は有名なものや人気なものでも良いですが、読む本人が興味のあるものにしましょう。
難しいものでなく、簡単すぎるかな?というところから始めると抵抗感が少なく済みますよ。
どうしても読書が無理!
という場合は漫画やライトノベル(いわゆるラノベ)からでもOK。
最初は何でも良いのです。
文を読むことに慣れましょう。
実際に勉強をするときは、一番最初に持ってくるのがおすすめ。
集中力がイチバンある時にやりましょう。
勉強をやらなくてはいけないときに、最初の5分や10分の読書でちょっとだけワクワクすることが出来たらしめたものです。(そのまま本や漫画にはまって勉強しないのも困りものですが笑)
また、そのときには音読をしてみましょう。
音読のメリットはこちらの記事にあります。
家で何か問題集をやらせたいときは、解説が多い参考書を選びましょう。
買う時には実際にその場で立ち読みをしながら1,2問解いてみて、解説を見てみると良いですよ。
おすすめの参考書を載せておくので、こちらを購入するのでも。
ぜひ、出来ることからチャレンジしてくださいね。