塾を辞めたい。でもどう言って辞めればいいんだろう。本当のことを言うべき?
そんな悩みを現役塾講師が解決します。
わたしは現在塾で働いているため、様々な理由で退塾する家庭を見ています。
本音を言う?それとも無難なタテマエで済ます?
悩んだ時用に、よくある理由をテンプレート化しました。
塾を辞めるときの建前テンプレート
本音を言うのも気が引ける、
波風立たせずスッと辞めたい…
そんな時はよくあるこちらでサクッと辞めましょう。
この理由だと、引き止められにくいのもメリットですよ。
塾に通うのが大変なので…(費用面・距離)
イチバン無難かつ多い理由がこちら。
または
ニュアンス的には「続けたいんだけれどやむを得なく辞めます」というやつですね。
建前なんだろうな、と塾側は分かりますが、腹が立ったりはしません。
子どもにやる気がないみたいで…
「子どもにやる気がない」と言ってしまうのも一つ。
進学校にはいかせないので塾はもう必要ない、と割り切る家庭も。
本音でそう話される場合も少なくありません。
実際にそのまま塾に通わず、高校に行くというのも選択肢の一つです。
これは本音のテンプレートでもあるわけですね。
勉強が苦手、極端に出来ない場合の退塾理由としてトップです。
塾側は「我々塾に至らないところがあったな…」と申し訳なく思います。
力になれずごめんね、と。
塾を辞めるときの本音テンプレート
本音の場合は人それぞれなので、テンプレートは役に立たないかもしれません。
・もっと上を目指したい
・○○先生が苦手
・塾の方針が合わない(厳しすぎる・緩すぎる)
・費用が高すぎる(割に合わない)
このようなところでしょうか。
正直なところ、これから辞める塾に改善してほしい点を言っても自分の子どもにはもう関係がありませんね。
他の通っている子どものため、またはこれだけはどうしても言ってやりたい!そんなときに伝えましょう。
本音を伝えるにしても、言い方には少し気を付けたいところ。
最後にフォローはしておきましょうね。
と、最後に言うだけでも印象は大きく変わります。
こんな塾の辞め方は嫌われる!
通っていた塾を辞めるという事は、辞めるだけの理由がある。
腹が立つこともあったかもしれません。
しかし最後にポロっと出た一言二言のせいで、子どもが居心地悪くなるようなことは避けたいですよね。
全面的に塾のせいにする
「今の成績になったのはすべて塾のせい」。
言いたくなるかもしれませんがちょっと待って。
宿題はちゃんとやっていましたか?
家での勉強は?
塾で学校の勉強をすべてカバーするには相当の時間と費用をつぎ込まねばなりません。
週に1、2回しか通っていなかったのであれば、それは本人の努力不足もあるのです。
キビシイ言い方になりますが、子どもの言う事を鵜呑みにして塾のせいにして辞めていく家庭は他の塾に行っても失敗することがほとんどです。
通塾中の他の親や子どもに塾の悪口を言う
自分が辞めることにしたら「こんな塾はやめた方がいい」と周りにも言いたくなるかもしれません。
でもぐっとこらえて。
通っている家庭は、その塾に満足をして通塾しているのです。
親切心だったとしても、辞める人間があれこれ言いすぎるのは良くありません。
「辞めた○○さんちのお母さんはこんなこと言ってたけれど気にしなくていいからね」と、塾側にフォローが言ってしまうかも。
そしてウワサってなぜか広がるの。
保護者がクレーマー扱いになると、子どもも時に警戒されることがあります。
新しい塾で、そういう情報が共有されていたら…?と考えて下さい。
そうならないためにも、塾を辞める理由を言う時はあまり感情的にならないようにしましょうね。
塾を辞めたい!退塾の理由をどう伝える?まとめ
【波風を立てたくないなら…】
・子どもにやる気がなくて…
と、直接塾のせいにするような表現は避ける。
【本音を言いたい時は…】
・言いたいことは1つか2つにしぼる
・他人に塾の悪口を言わない
・最後にお礼やフォローを忘れずに
今回は以上です。
次の塾は失敗しないよう、事前に気を付けるべきポイントをチェックしておきましょう。
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