小学校との勉強の違いって何?
勉強で気を付けるポイントは?
中学1年生になったものの、イマイチ何をやればよいか分からない。
そんな悩みを持っている方は本記事を読むと、中学1年生になったらやっておいたほうがいいことが分かります。
あとになって後悔しないよう、具体的な対策も紹介しますね。
✔この記事で分かること
- 小学校と中学校の勉強の違い
- 中1からやっておきたい勉強
- 教科別に詳しく(英・数・国・理・社・実技四教科)
- 中学1年生で注意したいポイント
小学校と中学校の勉強の違い
中学生なんてちょっと勉強が難しくなるだけでしょ、って思っていませんか?
それだけではないんです。
- 授業のスピードが速くなる
- 授業時間が増える
- テストの回数が減り、テスト範囲が広くなる
- テストの内容が難しくなる
- 提出物の重要性が高まる
- 通知表の評価が入試に関係してくる
こんなに違いがあるのです。
1つずつ見ていきましょう。
中学は授業の進むスピードが速い
小学校の授業では予習復習まで学校で丁寧に教えてくれました。
授業中に問題を解く時間もたっぷり。
単元ごとにテストもあり、基本的に学校の授業だけで分かるように出来ています。
比べて中学では、授業中の予習復習の時間が少なくなります。
その分は自分で家庭学習としてやらなければならなくなります。
中学は授業時間が増える
小学校では45分だった授業時間が中学では50分になります。
たった5分の差ですが、これは意外と大きい変化です。
集中力が切れてしまい、先生の話を聞き逃してしまうことも増えます。
中学はテストの回数が減り、テスト範囲が広くなる
小学校では1つの単元が終わるとすぐにテストをしますが、
中学では1年に4回程しかなく、テスト範囲がかなり広くなります。
また、1~2日で5教科の試験をするので、一度にたくさんのことを覚えなければなりません。
中学はテストの内容が難しくなる
テストの範囲が広くなるだけではありません。
中学生のテストは、点が取りやすい小学校のテストとは大違い。
問題数も増え、応用問題も出題されます。
先生によっては、高校入試の過去問に似た問題を定期テストに出すことも。
授業中に「ここは重要だからなー」と先生が話した所は必ず復習しておきましょう。
中学は提出物の重要性が高まる
定期テストと同じくらい重要なのが、提出物です。
期限内に出さないと評価が下がり、定期テストでせっかく良い点をとっても通知表で5を付けてもらえなくなります。
また、明らかに答えを丸写ししたと分かるようないい加減なやり方も、評価を下げる原因となるので注意が必要です。
中学は通知表の評価が高校入試に関係してくる
提出物と定期テストが重要なのは、通知表が入試に関係するからです。
5教科に実技4教科を合わせた9教科分の通知表の合計が内申点として、入試の時に加点されます。
1年生の通知表から入試に関係してくるので、いい加減にはしておきたくないところ。
また、通知表に1や2がつくと、その時点で推薦を受けられない私立高校もあります。
最低でもオール3はキープしましょう。
テストであまり良い点が取れなくても、提出物をちゃんと出したり、授業に出て真面目に聞いていれば1や2はつきにくいですよ。
中1からやっておきたいこと3つ
勉強習慣をつける
小学校では、宿題以外の勉強を全くしなくてもテストで良い点を取れたかもしれません。
しかし、中学になると授業中の予習復習の時間がグッと減ります。
宿題の量も増えるため、自宅での勉強時間の確保は必須です。
勉強が分からなくなってからでは遅いのです。
出来なくなってから、自力で一人で勉強するのは至難の業。
最初から、短時間でも毎日勉強する時間を作りましょう。
普段から勉強する習慣を作っておかないと、
定期テスト前に何をしたらよいのか分からず焦ったり、結局間に合わず散々な点を取ったりしてしまいますよ。
提出物はきちんと出す
提出物を出すことが通知表での評価につながることは先ほども説明したとおりです。
期限内に提出することが最優先ですが、答えを写すだけにはならないようにしましょう。
提出の前日に慌てて答えを書き写すだけだと勉強の効果はなくなってしまいます。
日々の勉強時間に、学校のワークをこなす時間を取り入れましょう。
定期テストで点を取る
定期テストの点は、通知表に一番関係します。
何点を目指すかは人それぞれですが、「こんなもんでいいや」と低めに目標を定めず、
取りたい点数+10点を目標に勉強しましょう。
大抵「今回の数学は80点取ろう」と思って勉強しても、実際の点は70~75点くらいになってしまうものです。
目標は高めに設定がマストです。
教科別の勉強法(英語・数学・国語・理科・社会・実技4教科)
では、具体的に最初に何から始めればよいのか見ていきましょう。
英語の勉強法
英語は単語の暗記からです。
読み・書き・意味を全て覚える必要があります。
例えば「本」は英語で「book」。読み方は「ブック」。
ここまでがひとセットです。
読み方が適当になってしまうとリスニングで聴きとることができなくなるため、しっかり発音もできるようにしましょう。
単語の予習復習が出来るだけでもかなり大きな差が出ますよ。
数学の勉強法
数学は簡単な計算問題から始めましょう。
似たような問題を、全問正解できるようになるまで何度も繰り返し解きます。
難しい文章問題や応用問題は分からないと嫌になってしまうので、最初からやらなくても大丈夫。
中学1年生の始めの単元だと、正負の数の足し算引き算です。
これが意外と大変!
掛け算と割り算は比較的すんなり理解できるのですが、マイナスが入った加減法は慣れるまでに時間がかかります。
子どものできなさに驚いて塾に駆け込む保護者もたくさんいます。
中学校に入って最初の単元ですが気の抜けない分野なので、進捗状況を早めに確認しておくと安心です。
国語の勉強法
国語でまずやっておきたいのが漢字。
中学で習う漢字は読みも書きも難しいものが多いですが、授業中に覚える時間はありません。
「ここからここまでの漢字がテスト範囲だから覚えておけよー」で終わりです。
これは定期テスト前にまとめてやろうとするとかなりの量になります。
テスト前は理科社会の暗記もあり、国語の漢字になかなか手が回りません。
早めに覚えておきましょう。
書く際には「とめ」と「ハネ」に要注意です。
「ハネ」ていない漢字はバツになります。
高校入試本番でもそうです。
理科
理科ではまず実験器具の名前や、生物・植物の名称などを覚えましょう。
ついでに授業でやった実験の内容や結果を復習出来たら二重丸◎です。
覚えることが多く、テスト前にまとめて勉強しようと思うと間に合わないので、普段から少しずつ学校のワークをやっておきましょう。
社会
中学1年生の社会は歴史か地理のどちらかから始まります。(学校や教科書によって変わります)
47都道府県の場所と名前と県庁所在地を漢字で書くことはできますか?
小学校の時に習った歴史上の人物の名前や事件などは覚えていますか?
このあたりから復習をしておくと良いですよ。
丸暗記が苦手な場合は、普段から少しずつ覚える練習をしましょう。
慣れてくるとだんだん早く覚えられるようになります。
実技4教科
軽視されがちな実技4教科。
保健体育、美術、技術・家庭科、音楽。
この4科目も当然5段階に評価されます。
- 真面目に授業を受ける
- 提出物はすべて期限内に出す
- 定期テストもしっかり点を取る
定期テストは5教科に比べ内容が簡単な場合が多く、少ない勉強時間で点を稼ぎやすいのが特徴です。
上記を守れば通知表に1や2がつくことはほぼないと言っていいでしょう。
だからと言ってノー勉だとせっかくの簡単なテストも点が取り切れませんから、油断しないでくださいね。
ここでは、教科別にまず最初に取り組みたいことを紹介しました。
それぞれ出来るようになったら、次は学校のワークで少し難しい問題までやってみましょう。
中学1年生で注意したいポイント
最後に中学1年生が注意したいポイントを挙げます。
体調管理に気を付けよう
生活のリズムがガラッと変わり、心身ともに思っている以上に負担がかかるのが中学1年生。
睡眠時間と栄養はたっぷり摂り、無理をしないことが一番です。
学校生活に慣れてきた5月や6月に、パッと熱や体調不良で寝込む子どもも少なくありません。
いつも以上に気を配り、何にもせずのんびり過ごす時間も作りましょう。
スマホやゲーム、テレビの時間に注意
とはいえ、気を付けたいのは娯楽の時間。
交友関係が一気に広がり、SNSでのやり取りも楽しくなってくるお年頃。
学校で禁止されていても、こっそりやっている子どもは少なくありません。
ケンカやいじめといったトラブルにもなりやすいため、注意が必要です。
テレビやユーチューブも、なんとなくダラダラとみてしまいがち。
時間を決めて、やることをやってから見るようにしましょう。
毎日少しずつやってみる!
以上で今回は終わりです。
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