中学生の予習は1教科3分で効果がある理由

 

よく学校の先生や塾の先生から予習をしとけって
言われるんだけど、なんで?
そんなに大事?
具体的には何をすればいいの?
3分でほんとに効果があるの?

 

そんな疑問にお答えします!

 

この記事を読むと、中学生の予習は1教科3分でも効果がある理由と、そのやり方が分かります。

 

小学校と違って、中学生は予習復習が大事!という事は聞いたことがあるのではないでしょうか

それはなぜ?実際何をやればいいの?

今回は予習に関して説明します。

 

塾講師歴15年の現役塾講師が解説します!

 

予習が大事なわけ

 

 

 

予習はテレビで言うと予告編です。

 

テレビ番組を見ていると、最後に次回はどんな内容なのかがざっくりと分かるような予告がありますよね。

それを見て私たちは「へー、次回は○○が△△するのかー」「もしかしてこういうことが起こるのかな?」とぼんやり想像します。

 

そうして次の放送が始まると「予告の意味はこういう事だったのか!」とより内容を楽しむことが出来ます

 

予習というのはこれと全く一緒です。
テレビの予告は1回30秒もないですが、それでも見るのと見ないのでは全然違ってくる

 

 

 

予習しておくと、授業の内容がなんとなく分かるため、退屈もしなくなりますよ。

 

自分で見たときに分からないところがあったら逆にチャンスです。

「あっ、これは見た時によく分からなかったところだ!」

と、いつもより気を付けて先生の話を聞くことが出来ます。

 

 

予習をしないで授業に臨むと、今何をやっているのかが分からずぼーっとしちゃったりするでしょ?

そんなこともなくなりますよ。

 

予習の効果

 

 

予習がどういうものかは何となく分かりましたね。

では、予習をすることで得られる効果をもう少し詳しく見ていきましょう。

 

・授業の内容が分かり、前向きに授業を受けられる
・分からなかった所がはっきりしているため、集中して授業を受けられる
・授業中に記憶が定着するため、復習にかける時間を減らすことが出来る

 

予習しておくと、何となく授業の内容が分かります。
単語の意味なども調べてあるため、先生に「ここの意味が分かる人!」などと訊かれても答えられるわけですね。

あれって不思議と、分からないときに限って指名されたりしません?

そういう時は「今はやめて…!」と願ってもダメなんですよねぇ。
先生と目が合わないように必死でノートを見るふりをしたりして。

て、私も経験があります。笑

 

予習しておくとそういった心配はないですし、やったうえで分からなかったところは質問もしやすいんです。
自分でやってみて分からなかったところというのは、誰かもわからないところだったりします。

そのため悩んだところを訊くと、「おっ、良い質問だな」と言われることが多いです。

 

成績を付けられるうえで大事な”意欲・関心・態度”の評価も上がります

 

 

予習のおいしいところは、時間がかからない割に効果はあり、復習の時間を大幅に減らせることです。

これは予習が普段の授業の役割をし、授業が復習の役割をしてくれるからです。

2回目にやったところは記憶に残りやすいですからね。

習い事や部活で忙しく勉強の時間が思うように取れないときほど、予習を大事にしてください。

 

 

ついでにあんまりいいこととは言えないかもしれないですが、
授業中の暇なときに、次にやる部分を読んでおくのも効率的です。

どうでもいい雑談や問題を解き終わり暇な時間って1回の授業に数分はあったりします。

その時間をうまく使っちゃうのです。

 

 

 

予習方法

 

 

1教科3分で完了!授業の予習の仕方

 

最初に結論から言うと、

 

 

次の授業でやる部分の教科書を読む

 

 

これが3分予習の中身です。

 

数学は例題を見ておきます
出来たら例題を、解き方を見ながら1問くらい解いてみるとバッチリです。

 

英語・国語・理科・社会は教科書を2・3ページ分読んでおく

これだけです。

教科によっては3分もかからず終了します。

 

読むときは声に出して読む、音読がおすすめです。(授業中はやっちゃだめですヨ)

 

英語と国語が苦手な中学生がまずやるべき勉強法、それは音読です。

 

 

 

ちょっと時間のある時は…

 

時間がない、やる気が出ないときは教科書の音読だけで十分です。

 

少し時間が取れそうならこれから説明することをやっておくと更に効果的です。

 

英語・国語:分からない言葉の意味や読み方を調べておく
 数学  :例題が解けたら練習問題やワークの問題を解く
理科・社会:気になることがあったらネットで調べてみる

 

国語は意味を知らない言葉があったら調べておきます。
ノートなどにメモしておくと便利ですよ。

 

英語も国語同様に単語の意味と読み方も確認します。
音読するとついでにこの作業もできるので一石二鳥。
発音は、分からない場合はGoogleで調べるとしゃべってくれるのでそれをマネます。
「appleはアップルではなくアポゥ」といったことを知っておくとリスニング力も一気にアップです。
何回か読んでみてスラスラ読めるようになったら終了です。

さらに教科書の長文を和訳出来るともう完璧!
「こんな感じの話かな?」と予想を付けつつ訳を書いておきます
メモ用紙にササっと書いていてもいいし、自主学習用のノートでもOK。
分からないところは飛ばしつつでも間違えていても全然問題ありません
授業中に自分の書いたものが合っていたかどうか確認します。

 

数学は他の教科のように教科書を読むだけでは少し難しい教科です。もちろんさっと読むことで効果はあるのですが、計算は実際にやってみたほうが納得がいきます。
数学の文章題は長いとどうしても読み飛ばしたくなりますが、ここは声に出して読み、意味を理解する努力をしてみましょう。ただ読むだけでなく、絵や図を書いてみるのがおすすめです。

例えば、方程式であれば「家から学校までの距離が500mで15分で着いた」とあったら、家と学校を描いてその間に線を引き、500mや15分という文字を書き足しておきます。
予習としては式が立てられなくても解けなくても、ここまで出来たらバッチリです。

 

理科・社会は気になる言葉があったら調べてみます。

例えば、社会の次回の授業でイタリアについて学ぶとします。
そうしたら、インターネットで「イタリア 世界遺産」「イタリア 特産物」などと気になることを調べます。教科書に載っていないことでも全然関係ないことでもOK
その国について知るだけでちょっと興味が沸いて、授業が少しだけ楽しくなります。

理科・社会は文字として読むだけだと退屈しがち。理科だったら身の回りの現象に当てはめてみると、無理なく頭に残りますよ。

 

 

 

まとめ:中学生の予習は教科書を音読するだけで効果大

 

 

「教科書を読むだけ」というシンプルな方法ですが、何もやらないのと比べると予習の効果はかなり大きいです。

 

 

長時間勉強するのは苦痛、今まで何にもやってこなかった、という勉強嫌いさんにも

もう少し勉強の効率と効果を上げたい、という頑張り屋さんにも

どちらにも効果がありますよ。

 

まずは1教科からでも試してみて下さいね。

 

 

 

それでは今回はこれで終了です。

 

 

 

 

さっそく教科書読むぞー!
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