受験生が高校選びの参考にするのが高校説明会です。
今回は高校説明会ではどんな点をチェックすればよいのかを中心に解説します。
・高校説明会、事前に調べておきたいことは?
・高校説明会当日の注意
・高校説明会後にしたいこと
高校説明会は保護者も参加していいの?
大丈夫です。
高校説明会に保護者禁止、と言うところは原則ありません。
また、中学校でいくつかの高校説明会を行うという場合もあります。
高校説明会は高校の様子を知る数少ない機会です。
自分が通っていた時とはレベルや校風が大きく変わっていることも。
パンフレットだけでは分からない、新たな発見もあるかもしれません。
子どもとの情報共有もできるため、受験校で悩んでいるのであれば参考になる部分は多いですよ。
今回は高校説明会に参加するときのポイントも併せてご紹介します。
高校説明会、事前に調べておきたいことは?
高校説明会は私立と公立合わせて数校を比べることになります。
事前にサッと見ておきたいポイントは以下の通りです。
学校の特色、コースや部活動について
通っている生徒の雰囲気や学校が大事にしていることと、
実際に通うことになる子どもとの相性がいいかは判断をするのが難しいところ。
可能であれば、実際に通っている子どもやその保護者からあらかじめ話を聞いておけると安心です。
進学の人数(退学者がどれくらいいるか)も念のため見ておきましょう。
都合の悪いことはパンフレットに詳しく載っていない場合もあります。
高校のホームページも確認しておきたいですね。
主な進学先(就職先)
受験生は高校合格がゴールになりがち。
しかしその先の進学先や就職先も必ず確認しておきましょう。
現役生と浪人生の割合は?
これらをチェックすることによっての高校の勉強のカリキュラムをイメージしやすくなります。
高校によっては、良いところばかりを強調したパンフレットになっていることも。
「こんなに有名大学に進学しているのね、すごい!!」と思っていたら
これらに意外と気づかず過大評価をしてしまうことは少なくありません。
高校説明会当日の注意
いよいよ当日です。
保護者の服装は特にしていななければ何でも良いのが基本ですが
制服である子どもとバランスが取れたカジュアル過ぎないものが良いでしょう。
会場に着いたら、同じ高校の説明会を受ける保護者と子どもの様子をさりげなく見ておきましょう。
雰囲気の良し悪しは入ってからの高校生活に大きく関係します。
気になる点(質問したい点)はピックアップしておく
資料を見れば分かることを質問するのはもったいない。
直接質問を出来る機会はそう多くありません。
疑問点があれば、あらかじめメモをしておきましょう。
注意!話の上手さだけにとらわれないで!
私立高校や有名高校ともなると、高校説明会用に専用の講師を雇ったり、プロに内容を作ってもらったりしています。
そうすると、とにかく話が面白く魅力的。
言葉巧みにその高校がいかに素晴らしいかをプレゼンします。
実際はさておき、イメージよりもかなり良い印象になるわけです。
特に気持ちが揺れ動くのは中学生である受験生の子ども。
それがモチベーションにつながり、良い方向に作用するのであれば問題ありませんが「楽しい高校生活」の良い面だけをプッシュした「実際はかなり残念」な高校もたくさんあります。
保護者こそ冷静な目で見て判断したいものです。
高校説明会後にしたいこと
高校説明会は同時期に行われることが多く、
あとでパンフレットを見たら「どの高校があの話をしていたんだっけな…」なんてなることも。
そうならないためにも、高校説明会が終わったらすぐに以下のことに取り組みましょう。
配られた資料の整理はその日のうちにしておこう
高校説明会に参加して、改めて知ったことは資料に付箋などで書き留めておきましょう。
きれいにまとめる必要はありません。
印象に残った話や雰囲気などをササっとメモしておきます。
忘れないうちに高校の評価をつけておこう
印象の良し悪しは時間とともにあいまいになります。
その日のうちに子どもとも簡単に話し合っておけるといいですね。
「○○高校は☆□がよさそうだったね」など、お互いの印象を確かめておくことも重要です。
意見の食い違いでケンカはしたくないですから。
高校説明会に行こう
気を付けなければいけない点は
でした。
高校説明会は保護者にとっても受験生にとっても高校を決める際に重要なものです。
あまり興味がない高校の説明会にも参加してみると、各学校の違いが分かって良いですよ。
以上、高校説明会に行こう、でした。