
何から勉強すればいいのか知りたい。

それ以外に何をしたらいいですか?
と、悩んでいるあなたに、中学3年生の夏にするべき勉強のポイントを紹介します。
この記事を読むと、中学3年生・受験生の夏の勉強のポイントが分かりますよ。
中学3年生の夏休みにはどんな勉強をやるべき?
中1、中2を中心に、全範囲の復習が出来たら一番良いけれど…
まずやりたいのは今までの復習です。
夏休みの時点では、難しい応用問題や入試の過去問はまだ手を付けなくても大丈夫。
というのも、高校入試の過去問には中3の9月以降の内容も多く含まれているため、
現時点では解けない問題が多いのです。
…なんて言うと、やる前に心が折れちゃうので、ポイントを解説しますね。
模擬試験や学力テストを見返し、出来ていない分野を洗い出す
今までに学校や塾でやった模擬試験はありますか?
まずはこの結果をもう一度見直してみましょう。
そうすると、苦手分野が分かります。
ここで気を付けたいのは見かけの点数に騙されないこと。
あるテストの結果が以下のような点数でした。
大問2 5点(20点満点) 平均3点

いいえ、違うんです。
平均点を見てみましょう。
大問2の平均点は3点とかなり低くなっています。
という事は解けた人は少ないはず。
そしてこの人は5点と平均点以上の点を取ることが出来ていますね。
ここは後回しにしてよい分野です。
一方、大問1は点が取れているように見えますが、平均点より自分の得点が下回っていますね。
このようなところは少しの復習で点を取っていくことが出来る部分となります。
真っ先に復習をして点を取っていかねばならない分野、とも言えます。
まずは苦手分野の復習から始めよう
もちろん1,2年の復習を全て行えたらベストです。
しかしそれって…なかなか、いやかなり大変ですよね。
なので、まずは5教科とも平均点と自分の点数に大きく差がある分野、つまり平均点より自分の点数の低いところから復習を始めていきましょう。
そうすると効率よく勉強が行え、次の模擬試験で早速効果が出ますよ。
どこの模擬試験や学力テストも、大きく分けて5~8つくらいの単元に分かれています。
その中で単元別の偏差値が出ていれば、その偏差値の低いところから順に勉強をしていくということです。
模試や学力テストは必ず解きなおしをしよう
模試や学力テストを一度設けたことがないのであれば、遅くとも夏の間に1度は受けてみましょう。
塾に通っていなくても、模擬試験だけ申し込めるところもあります。
「もう少し勉強してから模試を受けよう」というのは一番してはいけないこと。
今の自分の実力を見るのは勇気がいることですが、現実を見て、苦手分野を知ることが大事です。
模擬試験は失敗したっていいのです。
その失敗から学び、本番で同じ間違いをしなければよいのですから。
そのための模擬試験です。
試験慣れするためにも、月に1度くらいの頻度で受けるのが理想です。
そして、受けた模擬試験は必ず解きなおしをすることが大事です。
解説を見ながら、間違えたところを直し覚える。
同じ問題をもう一度やった時、満点が取れるくらいにやり直すことができたら、
これが正直な話、合格への1番の最短ルートです。
中学3年生の夏休みの勉強でやってしまいがちな失敗と、注意が必要なポイント
ここではやってしまいがちな失敗や気を付けたいポイントを紹介します。
無茶な計画を立てて失敗
もうね、毎年毎年いるんです。無茶な計画を立てて失敗するコが何人も。
勉強は、正しいやり方であれば、やればやっただけ本人の力になります。
一気に受験モードになり、やる気満々でミッチリ計画を立てるのは素晴らしいこと。
しかしそこには予備日や余白がほとんどない。
計画を立てているときは出来る気がしちゃうんですよね。
だって、やる気に満ち溢れているから。
こういう時に「もう少し計画に余裕をもたせようか」と提案しても却下されちゃうんですけどね…。
しかし人間は、ずっと同じテンションではいられません。
それだけでなく、計画通りに物事が進まない日というのは必ずあります。
日によってどうしてもうまく勉強が出来なかったり、風邪で寝込む日が出ちゃったり、親戚の子が遊びに来たり。
きっちり計画を立てた子ほど、思い通りに進まないとイライラしたり、計画が遅れるともう一切やりたくなくなって、勉強を放棄してしまったりするのです。
そうなってしまっては本末転倒。
目的は計画をこなすことではなく、成績を上げること。
計画はその手段にすぎません。
少なくとも週に1日は予定を入れない調整日を作りましょうね。
生活のリズムの乱れに注意
翌日に学校がないと思うと、つい夜更かししがちになるのが長期休みの怖いところ。
生活のリズムが崩れると、体調を崩したり集中力が落ちて勉強の効率が悪くなったりします。
早寝早起きも計画の一つに入れ、心身を整えましょう。
まとめ:復習は苦手分野からすべし


長いようであっという間の夏休み。
のんびりしていると一瞬で終わってしまいます。
1日1日を大切に、今日出来ることは後回しにせず今日やる習慣を身につけていきましょう。
今回はこれで終わりです。
お疲れさまでした。