【中学生】定期テスト対策用の勉強法【教科別】

 

定期テストが迫ってきた!
各教科の勉強のコツを知りたい

 

本記事ではそんな悩みを解決します。

 

筆者は塾講師歴15年の現役塾講師。現在も多くの生徒を指導しています。

 

今回は定期テスト対策用の勉強法について教科別にご紹介します。

 

定期テストの勉強法:英語

テスト範囲の教科書をスラスラ読めるようにしておく

 

英語は教科書の範囲をしっかり復習するのが最優先。

テスト範囲の単語は「読み・書き・意味」すべて分かるようにしておきましょう。

教科書がスラスラ読めるようになると、リスニング対策にもなります。

教科書の本文には単語・熟語・文法とすべてが詰まっているので、まず一番に確認します。

また、本文以外のページに載っている例文もしっかり確認しておきます。

 

学校のワークで文法事項の復習をしておこう

 

文法事項の復習も必須です。

教科書を読み込むことである程度は理解出来ますが、
どんな問題形式で出されても解けるようにするためには問題集を繰り返し解くことが大切です。

まずは並びかえや穴埋め問題を確実にし、余裕があったら並び替えなどの問題も、
日本語だけを見て英語に直せるように(和文英訳)練習をしましょう。

 

満点を狙うためには長文対策も

 

文法問題や単語の暗記はOK。あとは長文で落とさなければ大丈夫!

そんな段階まで来ることが出来たら、教科書の準拠ワークを離れてワンランク上の難しい問題集にチャレンジしてみましょう。

スタディサプリの応用講座や通信講座のZ会はハイレベルで良質な問題が揃えられていておすすめです。

 

定期テストの勉強法:数学

基本の計算問題を確実にしておく

 

数学のテスト勉強は、計算問題から始めましょう。

テスト範囲の計算問題は最初に終わらせます。教科書の順番通りではなく基本の計算分野だけ先にやったほうが、特に数学が苦手な場合は点を取りやすいからです。

間違えた問題はそのままにしておかず、なぜ間違えたのかを確認し、
解きなおして出来るようにしておきましょう。

計算問題も簡単なものから複雑なものまでレベルは様々です。

まずは簡単なものを間違えずに解けるようにし、分からないところがなくなってから複雑な計算問題にチャレンジしてみましょう。

基本があいまいなままやっても、計算ミスが多くなるばかりで効率が良くありません。

眠かろうが他のことを考えてようが余裕で解けるぜ!ってなるまでやりこみましょう。

 

応用問題は解き方を覚える

 

「文章題や応用問題は見たくもない!」と宿題のワークも答えを写して出してはいませんか?

1か所分からないともう考えるのも嫌になって、赤ペンで解答を書き込む…

 

というのも気持ちは分からなくないですが、応用問題や文章題にも簡単なものはあります。

まずは教科書の例題を、解き方を見ながらやってみましょう。

何度か繰り返し解いてみて、やり方を覚えてしまいます。

もうね、数学が苦手な人にとっては数学は暗記だ‼でいいと思うの。

 

更なる高みを目指したい

 

数学の定期テストで満点を取るには、計算力だけでなくスピードと応用力・発想力も磨かねばなりません。

応用問題は様々なパターンをやっておいたもの勝ちです。

全く知らない問題を0から考えて試験中にひらめき、解くのは至難の業。

そのような発想力は、難しい問題をじっくり解いていくうちに磨かれていきます。

 

市販の問題集ではこちらがおすすめ。

【学研】  パーフェクトコース問題集
【文英堂】 最高水準問題集シリーズ

 

両方とも解説がしっかりしており、良質でハイレベルな問題が揃っています。

 

定期テストの勉強法:国語

まずは漢字を覚えよう

 

配点は学校によってさまざまですが、定期テストで必ず出されるのが漢字ですね。

漢字は覚えさえすれば、国語が苦手であっても取れる部分です。

 

「とめ・ハネ・はらい」も練習の時から意識しておきましょう。

1つの文字を10回書く!というような頭を使わない流れ作業にならないように気を付けてくださいね。

 

学校のワークで記述問題を練習しよう

 

定期テストの記述問題は、何度か練習し答えを覚えてしまうのが近道です。

何が出るか分からない模擬試験と違い、似たようなまたは全く同じ問題が出題されるためです。

 

これで国語力が鍛えられるか、というと悩ましいところなんですけれどね。

まずは定期テストでいい点を取るため、内容の丸暗記です。

 

余裕があったら教科書準拠のワークをしよう

 

とは言え、学校のワークだけでは心もとないのが本音。

もう少しなんとかしたい!という場合は教科書準拠の市販のワークで違う問題を解いてみましょう。

 

進研ゼミなどの通信教材が、良問ぞろいで失敗がなくおすすめです。

15年も塾講師をしていると様々な問題集に触れます。
そのうえで改めて通信教材を見てみると、本当によく作りこんでいて、良い問題ばかりだと感じます。

これをちゃんとできたら塾なんていらないし、全部潰れると思う。

 

定期テストの勉強法:理科

まずは一問一答と、実験器具の名前を覚えることから

 

定期テストのワークの範囲が広くて「オエッ」となっていたら、まずは一問一答のページからやってみましょう。

「理科嫌いマジ嫌いほんと出来ない」という人でも「するする覚えられて楽しい~♪」という人でも、語句の暗記が最優先です。

漢字指定もあるので、基本的には漢字で書けるようにしておいてくださいね。

書き間違いにも要注意。

例えば、中1の最初に習う「植物のつくり」の分野で、植物の根から出ている細かい根のことを「根毛(こんもう)」といいます。

これね、毎年いるの。

 

「毛根」って書くやつ!!

 

注意してね、絶対ダメだよっていうからなの?

ダチョウ倶楽部的なノリなの?

書くなって言われると書きたくなるの??

 

本当に気を付けてくださいね。

頭皮の資源の枯渇に悩んでいる理科の先生が丸つけをしたら
いつもより心なしかバツが大きく書かれていました。

 

理科の問題の記述は数が少ないから丸暗記だ!

 

理科が嫌いな人に多いのが「やたらと記述問題を嫌がる」。

まあ面倒なのはわかります。

でも「なぜ~」で聞かれている問題は答えが決まっている。

もうそのまんま書けばいいわけ。

あなたの考えとか必要ない。その点国語の記述よりもずっと楽。

諦めて覚えなさいな。

んでもって、最悪なにも思いつかなかったら
理科の実験での禁止事項については「そうすると危険だから」って書いておいたら部分点は貰えるかも。

「危ないからしちゃだめ」結局のところ全部これ。ダメなことには理由があるものです。

 

定期テストの勉強法:社会

とりあえず一問一答から

 

社会こそほぼほぼ暗記科目。

理科のように計算問題や器具の名称が入るわけでもない。

覚えればこっちのもん。

つまり覚えられなければ負け。

これはもう、問題集を解きましょう

理科同様「漢字指定」も多いため、めんどくさがらず漢字で書いてくださいね。

以前定期テストで「武家諸法度」を「武家しょはっと」と書いていた生徒がいました。
たまたま漢字指定ではなく正解していましたが、ひらがなだと随分カワイイ響きになります。笑

 

間違ってもテスト前にノートまとめなんてしてはいけませんよ。

時間がかかるだけでなく、覚えられません。

問題集がさっぱり解けなそうなら、その部分の教科書を最低3回音読してみてください。

それでも全く頭に入らなかったら、もう2回ほど音読。

これくらいすると嫌でも頭に残ります。

そうしてからもう一度、問題に取り掛かりましょう。

 

学校で配られたプリントや課題にも要注意

 

社会は時事問題を定期テストに取り入れることもあります。

授業中に「最近の新聞で気になったこと」なんてやっているようであれば、必ず見直しておきましょう。

「戦争をなくすためにはどうすればいいのか。あなたの考えを書きなさい」というような問題も出題されることがあります。

ここで「ガンダムを作ればいい」みたいな2020年現在、非現実的な解決策を書くのは
社会の先生によっぽどユーモアと広い心がない限りやめておきましょう

確かにガンダムのような圧倒的な戦力兵器を作ることが戦争の抑止力になりうるかもしれませんが、平和的ではなく社会の先生が好まない解答なんですよね。

 

定期テストの勉強法まとめ

 

5教科に共通して言えるのは、まずは基本をしっかり押さえましょう、という事です。

最初から、新たな問題集を購入する必要はありません。

 

学校の教科書とワークでしっかり基礎を身につける。

足りないようであれば、市販の問題集や通信講座を検討する。

この方法で定期テストを乗り切りましょう。

 

 

定期テスト『勉強計画表』の作り方【中学生編】

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